2011/06/15

Never Known.



実は学生作品から観ている山下敦弘監督。

照明などをしていたらしい「鬼畜大宴会」すら観てます。

ゾンビ・・・ゾンビ・・・・
でも鬼畜~は熊切和嘉作品だからというれっきとした理由です! 

山下作品が好き!というわけでもないのだけど、

なんかしら観てしまう。

というのも、すっかり商業監督然としてはるけど

もともとは自主映画界の星だったわけで。。。

自主映画つくっていた身としては、常にはるか先、前身にいはる人だったわけです。


で。


すごく良かった!

映画界において「学生運動」という大きな大きな一つの壁があって。

何度も何度も映画化されてきた。

これまでの60年代学生運動の映画は確実に「あの頃」をなぞらえた熱と衝動があって。

追体験を強制するような、ぐっと引きよせてくる力を求めてた。


それが条件だった。

映画による回顧録なのだ。

(その時代に取り残された亡霊たちによる)

でもこの映画はちがう。

初めて、そうではない60年代学生運動フィルムに出遭った。

やっぱり時代かなあ。

山下監督も60年代を体験していない。

(今年30歳とか、若!)

このことは、この映画に深い意味を落としています。

  

妻夫木、演技うまいです!

これは一見の価値ありあり

どこから写っても上品な顔立ちやし

感情が昂るシーンは少し臭くなるけど、

なんてことないシーン、とくに、道を歩いているシーン。

結構たくさんあるんだけど、
表情がすごく良いから、なんてことなくてもカットされなかったとおもってる。

松ケンは・・・・正直演技上手とは思わないけど・・・

魅力的な人なんやろうな、という感じ。

(先日カフェで遭遇した小雪とランチしてた)

でもふとったよねー。ディカプリオみたい。
  

そうそうユリイカ今月号に山下監督フィルモグラフィーがのってます。

最近結婚したみたいなんだけど

ウェディングビデオに岡田将生と夏帆が出演してて(豪華すぎる)

監督と夫人役でなんかすごいんだって。

とくに夏帆ちゃん、合コンで泥酔演技すごいんだって。

みたいです笑

  


Anyway,

観る価値のある邦画です。

3.11後に公開となった運びは、悔やまれるだろうなあ

しかたないけど。

やはり3.11以降、

世界もわたしたちも

変わりました
  

しかしながら

誰もが人間に感じる、疑心と希望


真実を求める映画です。
  







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